2500年の歴史があり、世界で一番気持ちいいマッサージと言われ、マッサージを受けていながら、同時にヨガをしている効果があると言われる、「タイ古式マッサージ]
タイ古式マッサージが、足に重点が置かれているのは、「セン」(見えざる生命のエネルギーライン)の主軸が集中しているためだと言われています。足は「第二の心臓」と言われ、自律神経など全身をコントロールする神経が集中しています。自律神経は血液や各内臓、ホルモンの調整、免疫を調整する大事な神経です。手や足は自分の意思で動かしますが、内臓は自分の意志では動かせません。ですから自分の意思で動かせない、内臓やホルモンバランスなど自律神経が旨く働いてくれないと、体内の各臓器のどこかに支障が出ます。自分の意思で動かせない自律神経を唯一動かす事の出来るセンサーが足に多く有るわけです。そのセンサーに触れると、脳から指令を出された自律神経はバランスよく働き始め、各臓器やホルモン、免疫や細胞に指令を出してくれるのです。このセンサーは「痛気持ちいい」場所にあり、痛すぎると脳は拒否してはね返します。弱すぎるとスルーされます。ここでタイ古式のカギとも言える、深い圧がセンサーを直撃してくれます。受けての呼吸と合わせた「深く」「ゆっくり」を指導する意味はここに有るわけです。間違ってはいけないのは、「深い」と「強い」は違うと云う事です。加えた圧が一呼吸ごとにゆっくりと体に沈んでいくことが大切なのです。途中で脳に見つかれば、警戒され、筋肉に指令を出され硬くなり深く入らなくなるのです。
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